生ハム、はむはむ

以前から予定していた、生ハムについてあれこれ。

生ハムも、前回紹介したカマンベールなんかと並んですっかりポピュラーになってますが、これも見て見ると興味深いものがありますね。

日本のメーカーが販売している物では、部位はロースが中心で、色はピンク、塩味は控えめな物がほとんどのようです。まぁ、これはこれで十分美味しいのですが、海外産の物と比較してしまうと、ハムと言うよりは「塩味のする生肉」といった感じが否みがたいものがあります^^;。

海外産の物で、まず目を引くのが「色」ではないでしょうか?。売り場では、日本製の物と並んで販売されてる事がほとんどなので、その違いが目に付くかと思います。日本メーカーのものが、生肉よりは多少濃い程度のピンクが中心なのに対して、総じて深い透明感のある紅色か、あるいは赤といった色合いの物が多数を占めています。

部位も、ロースが中心の国産と比較して、実に様々な部位から作られているのが見て取れます。生産国それぞれの文化的なところもあるんでしょうけど、バラ肉を使用していたり、後ろ足1本丸ごとだったりと、非常に個性豊かです。

そして、味わいも勿論違います。総じて言えるのは、日本の物よりも塩辛いです。そして何より、チーズを連想させるような、若干酸味の感じられる発酵臭のようなものが感じられる所でしょうか?。これは日本製の物ではほとんど感じられない要素でもあり、人によって好みが大きく分かれそうな部分でもあります^^;。

こうして比較をしてみると、生ハムと言うのも奥が深い物ですが、日本製の物は「日本人の口に合うように工夫と努力をした結果」なのかなぁとも思えます。正直、熟成が進んだ生ハムとかは、日本では万人受けしなさそうですしね(慣れれば美味しいんですが^^;)。

 

※お酒は二十歳になってから※

 

そして、ある意味ここからが本題w。

そんな個性豊かな生ハムですが、これもやはりお酒に良く合います。

特に調理せずそのまま食べるという前提で言うと、日本製の生ハムは、日本酒や白ワインなんかと相性が良いように感じられます。塩分が少ない感じで、あまり風味が濃縮されてなくて、それほど熟成もされていない感じなので、肴にしてもお酒の風味を殺してしまわないので、日本酒のようなお酒なんかとは案外相性がいいのかもしれませんね。

海外産の物は、それこそ千差万別と言う気がしなくもないですが、総じて現地で主に呑まれているお酒と相性が良い感じです。……当たり前といえば当たり前なんですがw。ただ、敢えて言うのであれば、赤ワインなんかでしょうか。むしろ、ブランデーだとか、黒ビールとか、スコッチだとか、それくらいのお酒でも競り負けてない気がしますが。

最後に、あくまでも個人的な感想ですので、実際に皆さんの舌で確かめてください(ただし、お酒は二十歳になってから)。

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